RT設定
RT初期化手順
RTとして使用する場合に必要となる初期化手順について、下記の表に概要を示します。詳細はそれぞれのリンク先を参照してください。
ここでは、HI-6138/37/36/35 MAMBAシリーズを対象としていますが、Holtの他の1553プロトコルICでも設定手順はほとんど同じです。
処理 | 説明 | 関連レジスタ、RAM |
リセット | ハードウェア・マスター・リセット | MRピン(23番ピン)入力 |
レジスタ 設定初期化 |
マスター・コンフィグレーション・レジスタの初期化 | Master Configuration Register 1 (0x0000) |
RTコンフィグレーション・レジスタの初期化 | Remote Terminal Configuration Register (0x0017) | |
ハードウェア割り込み有効、RT割り込み有効、割り込み出力レジスタの初期化 |
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RT動作ステータス・レジスタ | Remote Terminal Operational Status Register (0x0018) | |
タイムタグ・カウンタ・コンフィグレーション・レジスタ | Time Tag Counter Configuration Register (0x0039) | |
デスクリプタのアドレスを ロード |
RTデスクリプタ・テーブルのアドレスをRTデスクリプタ・ベース・アドレス・レジスタにロードする | Remote Terminal Descriptor Table Base Address Register (0x0019) |
デスクリプタ テーブル の初期化 |
RTデスクリプタ・テーブルを初期化し、 すべての有効なサブアドレスおよびモード・コマンドのコントロール・ワードをロードします。 (これには割り込みオプションとデータ・バッファ・ポインタが含まれます) | RT Descriptor Table 【0x0400~0x05FF】 |
不正コマンド テーブル 設定 |
不正コマンド検出を使用する場合、不正テーブルを初期化します | RT Illegalization Table 【0x0200~0x02FF】 |
データ ブロック の初期化 |
送信データを含む送信ブロックを初期化する | ホスト割り当てSRAM 【0x0600~0x1FFF】 |
RT実行の 有効化 |
マスター・コンフィグレーション・レジスタのRT1STEXビットをセットしてRTを有効にします | Master Configuration Register 1 (0x0000) |