航空・宇宙関連の電子機器で使用される特殊なデータバス、スタンダード(標準)について紹介します。

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ホーム製品技術資料HI-6138/37/36/35 技術解説ブロック図

ブロック図

下記に、HI-6138/37/36/35 のブロック図を示します。


ブロック図


ピンの説明
ピン 機能 説明
CLK 入力
50kΩ プルダウン

マスター・クロック入力、50.0MHz±100ppm
TTCLK
MTTCLK
入力
50kΩ プルダウン
オプション・クロック入力BC基準タイムおよび、RTタイムタグ・カウンタ
オプション・クロック入力タイムタグ・カウンタ
各機能の(BC、MT、RT)には独立したタイムタグ・カウンタがあります。
BCおよび、RTカウンタは共通クロックを共有しますが、内部生成周波数または外部クロック入力から選択できます。 MTタイムタグ・カウンタは、それ自身の外部または内部クロック・ソースを持ちます。
MR 入力
50kΩ プルアップ
マスター・リセット、アクティブLow
ホストは、「Master Status and Reset Register (0x0001)」のビットを セットすることによってソフトウェア・リセットをアサートすることもできます。
TXINHA
TXINHB
入力
50kΩ プルアップ
バスAおよびBの送信禁止、アクティブHigh
これらの2つの入力は、バスAまたはバスBの送信を有効または無効にするために、 「Master Configuration Register 1 (0x0000)」の対応するビットのペアと論理和を取ります。
MTSTOFF 入力
50kΩ プルダウン
メモリ・テスト無効、アクティブHigh
このピンがLowのとき、デバイスは、MRリセット・ピンの立ち上がりエッジの後にRAM全体の メモリ・テストを実行します。このピンがHighのとき、RAMテストはスキップされリセット処理が高速になります。 詳細は「リセットと初期化」を参照してください。
AUTOEN 入力
50kΩ プルダウン
自動初期化有効、アクティブHigh
このピンがMRリセット・ピンの立ち上がりエッジでHighレベルの場合、 自己初期化が進行し、コンフィグレーション・データが専用のEEPROM SPIポートを介して 外部シリアルEEPROMからレジスタおよびRAMにコピーされます。
EE2K 入力
50kΩ プルダウン
AUTOENピンがHighのとき、EE2K入力は自動初期化処理の範囲を設定します。 EE2KがLowのとき、0x0~0x1FFFまでの8Kアドレス範囲を占有するレジスタとRAMが初期化されます。 高速初期化を必要とするアプリケーションでは、EE2KがHighのとき、0x0~0x07FFまでの2Kアドレス範囲を占有するレジスタとRAMのみが初期化されます。 AUTOENピンがLowの場合、このピンは使用されません。
READY 出力 自動初期化またはビルドイン・テスト中の場合、このピンはLowです。 ピンの状態がLowのとき、ホストはデバイスRAMまたはレジスタをリード/ライトできません。 いずれかのアドレスをリードすると「Master Status and Reset Register (0x0001)」の値が返されます。 マスター・リセット時にAUTOENピンがLowレベルのとき、ホストはREADYがHighレベルになった後、 デバイスRAMとレジスタをコンフィグレーションすることができます。
ACTIVE 出力 デバイスが1553メッセージを処理している間はHighです。
ECS
ESCK
MOSI
MISO
出力
出力
出力
入力
50kΩ プルダウン
マスター・リセット時にAUTOENがHighのとき自動自己初期化に使用されるオプションの 外部EEPROMに接続するための専用4線式SPIインターフェイス。
EECOPY 入力
50kΩ プルダウン
EEPROMコピー、アクティブHigh
この入力をアサートすると、 自動初期化に使用されるEEPROMにRAMおよびレジスタのコピーが開始されます。
MODE1760 入力
50kΩ プルダウン
Mode1760有効、アクティブHigh
ハードウェアリセット中にこのピンをアサートして1760モードを有効にします。 1760モードでは、デバイスはステータス・ワードにBusyがセットされた有効なコマンド(RTアドレスが一致する)に 応答します。データ・ワードは送信されず、割り込みやデータロギングも発生しません。
LOCK 入力
50kΩ プルダウン
MRピンに立ち上がりエッジが発生すると、ピン状態はRT動作ステータス・レジスタのロックビットにラッチされます。 ステータス・レジスタのロックビットがHighの場合、ホストは同じレジスタ内のターミナル・アドレスを上書きできません。 ステータス・レジスタのロックピットがローの場合、ホストはRT動作ステータス・レジスタのターミナル・アドレスとパリティ(および、ロックビット)を 上書きすることができます。
RTMC8 出力
オープンドレイン
RT「リセットRT」モード・コマンド(MC8)受信
このアクティブLow出力は、RTが「リセットRT」モード・コマンドを受信したときに、ステータス・ワードの完了時にアサートされます。 最小出力パルス幅は100nsで、MRアサートの影響を受けません。
RTSSF 入力
50kΩ プルダウン
RTサブシステム・フェイル入力、アクティブHigh
このアクティブLow出力は、RTが「リセットRT」モード・コマンドを受信したときに、ステータス・ワードの完了時にアサートされます。 最小出力パルス幅は100nsで、MRアサートの影響を受けません。
IRQ 出力
オープンドレイン
割り込みリクエスト、アクティブLow
このピンは有効にされた割り込みイベントが発生するたびにアサートされます。 「Master Configuration Register 1 (0x0000)」のINTSELビットによって、 短時間のLowパルス出力またはレベル出力としてプログラミングされています。 レベル出力が選択されている場合、ホストはACKIRQピンの立ち上がりエッジをパルスすることによって ホストがIRQを認識するまでLowです。
ACKIRQ 入力
50kΩ プルダウン
割り込みACK、アクティブHigh
この入力は、RTコンフィグレーション・レジスタのINTSELビットがHighのときに使用され、 IRQピンのレベル割り込みアサートを有効にします。割り込みアサートによってIRQピンがLowになると、 ACKIRQ(250nsecの最小時間)のHighパルスがIRQ出力を論理1にクリアします。
RTA4:0
RTAP
入力
50kΩ プルアップ
RTアドレス・ビット4-0およびパリティ・ビット
RTAPピンは、RTA4:0ピンのアドレスに奇数パリティを提供します。 MRピンに立ち上がりエッジが発生すると、ターミナル・アドレス・レベルとパリティ・ピン・レベルが RT動作ステータス・レジスタにラッチされます。RT動作ステータス・レジスタの値(これらのピンではない)は、 アクティブなターミナル・アドレスを反映します。
BENDI 入力
50kΩ プルダウン
ビッグ・エンディアンのコンフィグレーション・ピンで、バイト転送を使用するときに 「エンディアン」またはバイト順序を選択します。
エンディアンは、整数が最下位バイト(ビッグ・エンディアン)または 最上位アドレス(リトルエンディアン)に格納されているかどうかを示すシステム属性です。 内部レジスタ/RAMの格納は「ビッグ・エンディアン」です。 このピンは、SPIコマンドに続いて転送される16Bitデータのバイト順を制御します。 BENDIがLowのときは、「リトルエンディアン」が選択されます。 下位バイト(Bit 7:0)は上位バイト(Bit 15:8)の前にSPIで処理されます。 BENDIがHighのとき、ビッグ・エンディアンが選択され、下位バイトの前にSPIで上位バイトが処理されます。
TEST 入力
50kΩ プルダウン
テスト有効入力
ホストはこのピンをアサートして、 RAMセルフ・テストおよびループバック・テストを実行します。
BCTRIG 入力
50kΩ プルダウン
BCトリガ入力、アクティブHigh
特定のBC命令と併せて使用します。
MODE 入力
50kΩ プルアップ
工場テスト用に使用されるピン
接続しないでください。
VCC
VCCP
GND
電源供給 ロジックおよびバス・トランシーバ用の3.3VDC電源
BUSA
BUSA
アナログ 外部MIL-STD-1553絶縁トランスへの双方向バスAインターフェイス
正/負の極性を注意してください
BUSB
BUSB

アナログ 外部MIL-STD-1553絶縁トランスへの双方向バスBインターフェイス
正/負の極性を注意してください
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