航空・宇宙関連の電子機器で使用される特殊なデータバス、スタンダード(標準)について紹介します。

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ホーム製品技術資料HI-6138/37/36/35 技術解説RT設定RTコンフィグレーション・レジスタ(0x0017)

RTコンフィグレーション・レジスタ(0x0017)

RTコンフィグレーション・レジスタでは、RT動作の基本的な設定を行います。

RTコンフィグレーション・レジスタ(0x0017)


ビット 名称 R/W 初期値 説明
15-14 RTTO1:0 R/W 0 RT-RTタイムアウト選択
この2Bitは、RT-RT受信コマンドに対する「応答なし」のタイムアウト遅延を設定します。
Bit 15:14 バス・デットタイム RT-RTタイムアウト
00 15μs 57μs
01 20μs 62μs
10 58μs 100μs
11 138μs 180μs
13 RTINHA R/W 0 RTバスA禁止
このBitが1のとき、バスAは禁止されます。
12 RTINHB R/W 0 RTバスB禁止
このBitが1のとき、バスBは禁止されます。
11 BCSTINV R/W 0 ブロードキャスト・コマンド無効
このBitがHighのとき、RT31宛のコマンドは無効として扱われます。 このBitがLowのとき、RT31宛のコマンドは有効として扱われます。
10 Reserved R/W 0 未使用
9 UMCINV R/W 0 未定義モード・コード無効
このBitはRTが未定義モード・コード・コマンドを有効(ディフォルト)/無効なコマンドとして扱うかを決定します。
このBitは次の未定義モードコマンドにのみ適用されます。
  • T/R Bit=0 MC0~15
  • T/R Bit=0 MC16、18、19
  • T/R Bit=1 MC17、20、21
このBitがLowの場合、未定義モード・コードは有効で、RT応答は不正テーブルの設定に基づき行われます。
このBitがHighの場合、未定義モード・コードは無効となります。
8 NOTICE2 R/W 0 Notice2ブロードキャスト・データ格納
MIL-STD-1553N Notice2要件を満たすために、ブロードキャスト・コマンドに関するデータを、 非ブロードキャスト・コマンドに関するデータとは別に格納します。
このBitがLowの場合は、ブロードキャスト・コマンドデータは、非ブロードキャスト・コマンドからのデータと 同じバッファに格納されます。
7 SMCP R/W 0 シンプル・モード・コマンド処理
有効なモード・コード・コマンド全てに対して、シンプル・モード・コマンド処理を適用します。
6 TRXDB R/W 0 一時受信バッファ
RT受信コマンドで使用される、一時受信バッファを有効にします。このBitがHighのとき、RTはメッセージ処理中に 受信データワードを32ワードのデータ・バッファ(RAMの 0x01C0~0x01DF)に格納します。エラーがない場合のみ、 RTデスクリプタ・テーブル内の特定のサブアドレスに割り当てられたデータ・バッファへ格納されます。
5 ALTBITW R/W 0 代替BITワード有効
このBitがLowのとき、RTはビルドイン・テスト・ワード・レジスタ(0x001E)に格納されたワードを送信することによって、 MC19「BITワード送信」モード・コマンドに応答します。
このBitがHighのとき、RTは代替ビルドイン・テスト・ワード・レジスタ(0x001F)に格納されたワードを送信することによって、 MC19「BITワード送信」モード・コマンドに応答します。
代替BITワード・レジスタを使用すると、ユーザがBITワードを自由に定義することができます。
4 AUTOBSD R/W 0 自動バス・シャットダウン有効
3-2 MC17OP1:0 R/W 0 MC17同期オプション・ビット1:0
「11」の場合、MC17「同期」モード・コードで受信されたデータワードは、無条件で「Remote Terminal Time Tag Counter Register (0x0049)」に格納されます。
「00」の場合、MC17「同期」モード・コード受信時に、ホストが同期を実行するための責任を負いますが、ステータスは自動で送信されます。
「01」の場合、受信データ・ワードのBit0=0の場合、受信データワードは「Remote Terminal Time Tag Counter Register (0x0049)」に格納されます。
「10」の場合、受信データ・ワードのBit0=1の場合、受信データワードは自動的にタイムタグ・カウンタにロードされます。
1 MC16OPT R/W 0 MC16「サービス要求」ステータス・ビットのホスト・リセット
このBitがLowの場合、MC16「送信ベクタ・ワード」を受信すると、サービス要求ステータス・ビットが自動的にリセットされます。
ステータス・ワードの送信が開始される前に、ステータス・ワード・ビット・レジスタでサービス要求ビットがリセットされます。
0 MC8OPT R/W 0 MC8の自動ソフト・リセット
このBitがLowのとき、MC8を受信すると、SRESETソフトウェア・リセットが自動的にセットされます。
非ブロードキャスト・モード・コマンドの場合、ステータス・ワード送信が完了した後にリセットが発生します。
このBitがHighのとき、ホストからの処理によりターミナル・リセットを実行します。
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