割り込みレジスタ設定
割り込みレジスタの設定は、以下の4つのレジスタに対して行います。
- ハードウェア割り込み有効レジスタ(0x000F)
- ハードウェア割り込み出力有効レジスタ(0x0013)
- RT割り込み有効レジスタ(0x0012)
- RT割り込み出力有効レジスタ(0x0016)
ハードウェア割り込み有効レジスタ
ハードウェア割り込み有効レジスタ(0x000F)
ハードウェア割り込み出力有効レジスタ(0x0013)
ビット | 名称 | R/W | 初期値 | 説明 |
15 | HSPIINT | R/W | 0 |
ホストSPI割り込み 予期しない数のSCKクロック・パルスがSPIトランザクション中に発生した。 |
14 | EECKE | R/W | 1 |
EEPROMチェックサム・エラー割り込み 自動初期化が有効な場合に適用されます。 |
RAMPF |
RAMパリティ失敗割り込み このビットは、デバイスがRAMパリティ・チェックに失敗したときに1に設定されます。RAMエラーは訂正不能です。 |
|||
13 | RAMIF | R/W | 1 |
RAM初期化失敗割り込み 自動初期化が有効な場合に適用されます。 |
WDTX |
送信機ウォッチドック・タイムアウト バスA、バスB送信機には、それぞれ663μsを超える連続送信を防止するためのウォッチドック・タイマがあります。 |
|||
12 11 |
LBFA LBFB |
R/W | 0 |
ループ・バック失敗バスA割り込み(LBFA) ループ・バック失敗バスB割り込み(LBFB) RTが送信したすべてのワードに対してデバイスは、ワードの有効性をチェックします。同期、エンコード、ビット数、パリティ・チェックが含まれます。 LBFA Bitは、バスA上の無効/ミスマッチ・ワードを検出するたびにセットされます。 LBFB Bitは、バスB上の無効/ミスマッチ・ワードを検出するたびにセットされます。 |
10 | MTTTRO | R/W | 0 | MTタイムタグ・カウンタ・ロールオーバー MTのタイムタグ・カウンタがフルカウントからゼロにロールオーバしました。 「Time Tag Counter Configuration Register (0x0039)」で選択されたオプションに応じて、MTタイム・カウントは16Bitまたは48Bitのいずれかになります。 |
9 | BCTTRO | R/W | 0 | BCタイムタグ・カウンタ・ロールオーバー BCのタイムタグ・カウンタがフルカウントからゼロにロールオーバしました。 「Time Tag Counter Configuration Register (0x0039)」で選択されたオプションに応じて、BCタイム・カウントは16Bitまたは48Bitのいずれかになります。 |
8 | Reserved | 未使用 | ||
7 | RTTTM | R/W | 0 |
RTタイムタグ・マッチ 16Bit RTタイムタグ・カウンタは、RTタイムタグ・リロード/マッチレジスタに含まれる値に一致するカウントに増加します。 |
6 | MTTTM | R/W | 0 | MTタイムタグ・マッチ MTタイムタグ・カウンタは、MTタイムタグ・リロード/マッチレジスタに含まれる値に一致するカウントに増加します。 |
5 | BCTTM | R/W | 0 | BCタイムタグ・マッチ BCタイムタグ・カウンタは、BCタイムタグ・リロード/マッチレジスタに含まれる値に一致するカウントに増加します。 |
4 | Reserved | 未使用 | ||
3 | RTAPF | R/W | 1 |
RTターミナル・アドレス・パリティ失敗割り込み MRの立ち上がりエッジでRT動作ステータス・レジスタ(0x0018)にラッチされたRTアドレスおよび、パリティ・ビットが奇数パリティを示さないときにセットされます。 |
2-0 | Reserved | 未使用 |
BC割り込みレジスタ
BC割り込みレジスタは、3つのレジスタを使用しBC割り込み動作を制御します。
「BC割り込み有効レジスタ(0x0010)」にビットがセットされると、対応するBC割り込みが有効になります。
有効にされた割り込みイベントが発生すると、対応するビットが「BCペンディング割り込みレジスタ(0x0007)」にセットされ、 割り込みログ・バッファが更新されます。
対応するビットが「BC割り込み出力有効レジスタ(0x0014)」に設定されている場合、メッセージの完了時にIRQ出力がアサートされます。
BC割り込み有効レジスタ(0x0010)
BCペンディング割り込みレジスタ(0x0007)
BC割り込み出力有効レジスタ(0x0014)
ビット | 名称 | 説明 |
15 | BCWDT | BCウォッチドック・タイマ割り込み BCフレーム時間の有効期限切れ |
14 | SELMSG | BC選択メッセージ割り込み メッセージ・ブロック・コントロール・ワードのBit4(EOM)を持つMIL-STD-1553メッセージの完了 |
13 | BCGPQ | BC汎用キュー・ロールオーバー割り込み 64ワードの循環BC汎用キュー・ポインタがベース・アドレス値にロールオーバした |
12 | BCRETRY | BCリトライ割り込み BCによるリトライ・メッセージの発生。有効にすると、成功または失敗に関係なく、最後に有効になったメッセージのリトライ (1回または2回)後に割り込みが発生します |
11 | CSTKERR | BCコール・スタック・ポインタ・エラー割り込み オーバーフローまたはアンダーフローのために、BCサブルーチン・スタック深さに違反しました。 コールスタック・レベルはBCのCAL(サブルーチン・コール)が実行されるたびに増分されます。 RTN(サブルーチン・リターン)が実行されるたびに減少されます。コールスタック・レベルの許容範囲は0~7です。 |
10 | BCTRAP | BCトラップ割り込み BCが不正なOPコードをフェッチし、BC動作は現在の1553メッセージが完了すると停止します。 不正なOPコードは、未定義またはパリティ・チェックに失敗したか、バリデーション(Bit9-5)の値が間違っています。 これが発生すると、「Bus Controller (BC) Condition Code Register (Read 0x0037)」のBCRUN Bit15および、 「Bus Controller (BC) General Purpose Flag Register (Write 0x0037)」が0にリセットされます。 |
9 | STATSET | BCステータス・セット割り込み BCは、間違ったRTアドレス・フィールドを含むRTステータス・ワードを受信した、または8つの非予約ステータス・ビットのうち少なくとも 1つについて予期しないビットを持つ。これらのビット(BCRビットを除く)期待値は通常0です。 |
8-5 | BCIRQ3:0 | BC割り込み要求Bit3-0 この4Bitが0でない場合、BCはIRQ OPコードを実行しました。Bit8:5の値は、IRQ OPコードに関連するパラメータの4LSBと等しくなります。 ユーザはアプリケーション要件に合わせて4Bitのパターンを定義することができます。 |
4 | BCMERR | BCメッセージ・エラー割り込み 次の5つの条件のいずれかが有効な場合、この割り込みが発生します 1. 非ブロードキャスト・メッセージが、ME(メッセージ・エラー)ステータス・ビットが設定されたRTステータス・ワードで終了した 2. RT応答のタイムアウト 3. BCループバック障害 4. RTステータス・ワードのアドレスが正しくない 5. 最小ギャップ時間の違反(有効な場合) |
3 | BCEOM | BC終了メッセージ割り込み メッセージの有効性に関係なく、メッセージが終了した |
2-0 | Reserved | 書き込み不可、読み出し時000 |