航空・宇宙関連の電子機器で使用される特殊なデータバス、スタンダード（標準）について紹介します。

STANAG 7221のデータ・レートは最大100 Mbpsと定義されています。 これは、図に示すように、PHYレートの上限を指しており、ユーザーが定義するデータ・レートもPHYレートとなります。 グロスビットレートはPHYレートをサポートするために必要なエラー訂正が追加された結果のレート（図は3/4 FECの場合のレートを示します）です。

MACレートとPHYレート

各レイヤーを通過したユーザー・データは、各レイヤーのヘッダー、CRC、フレーム・コントロール、パディングなどにより、 データのオーバーヘッドが増加し、有効なアプリケーション・レートの上限は 50 Mbps 程度になります。

STANAG 7221がサポートするFEC コード・レートは、1/2、3/4、7/8です。 適切なFECは、トレーニングの結果、MACレートが確実に達成されるように自動的に選択されます。

STANAG7221通信規格の日本語解説書（計70ページ）をIPROSにて配布しており、ダウンロードいただけます。