航空・宇宙関連の電子機器で使用される特殊なデータバス、スタンダード(標準)について紹介します。

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Extend-1553(STANAG 7221元規格)利用状況

STANAG 7221で標準化

カナダのEdgewater社が開発したExtended-1553は、MIL-STD-1553の新しいNoticedによる標準化ではなく、STANAG 7221として標準化されました。 STANAG 7221規格についてはSTANAG 7221ページを参照してください。 名称が Broadband - Real Time Data Bus (B-RTDB)となります。


LINK16で大きく採用

統合戦術情報伝達システム(Joint Tactical Information Distribution System, JTIDS)は米軍やNATO軍が使用している戦術データリンクの一つで日本の自衛隊でも導入の準備が進められている。 陸海空のあらゆる軍用プラットフォームがひとつのネットワークとして接続させることができる。 このJTIIDSを元に運用されるリンク16のアップデートプログラムにおいてExtended-1553が採用されることが決まった。 具体的にはMIDS-LVT端末(Multifunction Information Distribution System- Low Volume Terminal)の開発において100MbpsのExtended-1553が採用された。


更なる改良

現在のExtended-1553はバージョン1.1で4個のサブチャンネル(5MHzの幅で15から35MHz)を使っている。 次の仕様(バージョン1.2)では使用する周波数帯域をシフトさせ25Mhzから65MHzにして(バンドシフトして)8個のサブチャンネル使う予定である。 これによりスループットは200Mbpsになる予定である。



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