『Scriptor』
各FireSpyアナライザーのパワフルなオンボードプロセッサーにより、FireSpy自体でユーザー定義のタスクが実行できます。
これにより、ホストプロセッサの負荷が軽減されるだけでなく、Microsoft WindowsTMなどのオペレーティングシステムでは実現が難しいリアルタイム環境も提供されます。
FireSpyモデルが新しいほど、このオンボードプロセッサはよりパワフルになります。
FireSpyの主な目的はバストラフィックの分析、テスト、シミュレーションを行うことなので、パケットの作成と充填、 (時間指定)パケット送信、(時間指定)パケット受信のための幅広い組み込み関数を提供します。 さらに、Phyレジスタ、制御、ステータスレジスタの読み取りと書き込みのための関数を提供します。
Scriptor関数ライブラリは、長年にわたって使用されており一般的なFireWire IEEE1394または、AS5643タスク用の関数として成熟しています。
Integrated Development Environment【統合開発環境】
Scriptor Integrated Development Environment【統合開発環境】は、スクリプト作成用の使いやすいグラフィカルユーザーインターフェイスを提供します。
言語自体はCに基づいており、ユーザーにわかりやすいコーディングスタイルを暗黙的に強制するように調整および、簡略化されています。
これは、ツリービューを使用してスクリプトのソースコードを表示および、編集、プロパティエディターと組み合わせて、
ユーザーが初めてステートメントを入力できるようにすることで実現されます。
Control Panel【コントロールパネル】
入力コントロールと出力コントロールの両方を備えたコントロールパネルは、実行中のスクリプトへのユーザーフレンドリーなインターフェイスを提供します。
実行中のスクリプトから取得した値を表示するために、数値インジケーターや、ゲージ、サーモなどのよりグラフィカルなパネルアイテムを使用できます。 プッシュボタン、編集ボックス、スライダー、クリック可能なイメージマップを使用して、実行中のスクリプトに数値を送信できます。
Integrated Debugger【統合デバッガー】
Scriptor IDEには、スクリプトのトラブルシューティング用のIntegrated Debugger【統合デバッガー】が含まれています。
デバッガーを使用すると、ユーザーはブレークポイントを設定し、プロセスごとに実行を制御できます。 デバッグモードでは、スクリプトはすべてのプロセスのローカルシンボルとグローバルシンボルに関するシンボル情報を表示します。
さらに、関数呼び出しチェーンに戻り、特定の関数呼び出しが行われたときのシンボル値を確認するための呼び出しスタックが含まれています。 デバッガーは単純さを重視しています。外部のコマンドラインツールや複雑な設定は必要ありません。 デバッグモードを有効にするだけで、すべてのランタイムシンボル情報が人間が読める表に表示されます。
Data Editor【データエディター】
ユーザーが様々な方法でデータブロックを定義できるようにするデータエディターページが利用可能です。
HexエディターとPacket Formatエディターの両方を使用できます。 データはファイルからロードすることもできます。データエディターで定義されたデータをスクリプトで使用して、パケットヘッダーやパケットデータセクションを埋めることができます。