『Recorder』
ロジックアナライザーなどと比較してリアルタイムなアナライズ表示はできませんが、イベントとパケットを一旦FireSpyハードウェアの内部メモリに保存し、 後で個別にオンまたは、オフに切り換えることができるいくつかの「ビュー」を使用して表示できます。
Time View【タイムビュー】
Time View【タイムビュー】は、ウィンドウの上部に表示され、記録されたパケットとイベントを調査するために使用できるレコーダーの可能なビューの1つです。すべてのパケットとイベントを時系列で表示します。
パケットとイベントの相対位置は、パケットまたは、イベントが記録された時間に対応し、ビュー内のパケットの幅は、パケットの実際の継続時間に対応します。
各パケットの前に、パケットプレフィックスも表示されることに注意してください。
このパケットプレフィックス期間は、送信ノードがバスの所有権を持っている瞬間からデータの送信を開始するのに必要な時間を示します。
プレフィックスが短いほど、ノードの反応時間が速くなり、全体的なパケット送信時間が短くなるため、バス効率が向上します。
リセットイベントの他に、他のいくつかのイベントをタイムビューに表示できます。 たとえば、サブアクションギャップ、および、アービトレーションリセットギャップの位置です。これらは、これらのイベントの記録が有効になっている場合、 および十分にズームインした場合にのみ表示されます。タイムビューには、トリガーの位置も表示されます。
AS5643 Protocol View【プロトコルビュー】
AS5643プロトコルの場合、いわゆるフレームをマークするためにSTOFパケットが識別され、ASMパケットはチャネル番号と方向に従ってグループ化されます。 個々のSTOFまたは、ASMパケットを選択すると、その内容は1394定義のデータフィールドまでデコードされるだけでなく、AS5643定義のフィールドやスラッシュシート定義の信号値までデコードされます。
Topology View【トポロジービュー】
Topology View【トポロジービュー】には、カーソル位置のバストポロジがグラフィカルに表示されます。 特定のカーソル位置について、最後に記録されたSelfIDが検索され、トポロジーはこれらのSelfIDから派生します。
オプションのペインをオンにして、追加のバスおよびノード情報を表示できます。 この情報は、記録されたCSRレジスター読み取りから得られます。各ノードについて、すべてのコンフィグレーションROM読み取りが収集され、可能であればコンフィグレーションROMの内容が再構築されます。